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こんにちは。はじめまして。木曜担当の真紀です。2人の子供を持つ主婦で腐女子です。

腐女子になったのは大学生の時に友達に借りた竹宮惠子の「風と木の詩」がきっかけで、デビューは遅いのですが、以来かれこれ30年弛むことなく腐り続けています。「風木」から栗本薫(中島梓)、JUNEと、当時のルートとしてはおそらく由緒正しい腐女子道を歩み、やがてゲイビデオ、BLCDと腐的興味の変遷があり、現在夢中になっているのはお笑い芸人です。三次元にいくことはないだろうと思っていたのに、ここにきてナマモノに走るとは、自分でも想像していませんでした。

結婚して25年近く経ちますが、主婦業、母親業は腐女子の片手間です。よくぞ離婚もされず、子供たちも無事に成人したことだと、家族には感謝しかありません。

そんな私が、作家・伏見憲明さんの経営する新宿二丁目のゲイバー・A Day In The Lifeで曜日ママをやらせていただくようになって、3年半が経ちました。あっという間です。何故ただの腐った主婦だった私がゲイバーのママなどをやるようになったかといえば、そもそもは伏見さんがA Day In The Lifeの前にやっていたエフメゾというお店に通っていたのが始まりです。それまでにも2丁目にはよく飲みに行ってはいましたが、エフメゾは他のお店とはちょっと違う雰囲気で、伏見さんが作家ということもあって、話好きの集まる文化系サロンといった趣きがありました。もちろんゲイバー(ミックスですが)ですから下世話な話も沢山しますが、深夜も過ぎれば様々な方向に深く突っ込んだ話で盛り上がり、そこに集まった人たちの話を聴いているだけで面白く、いつの間にか朝になっていたものでした。

伏見さんから、「今度新しいバーを始めることにしたんだけど、僕は本業もあって毎日はできないから曜日ママをやらない?」と言われた時、私は二つ返事でやらせて貰うことにしました。どうせなんの仕事もしてなくて暇だったし、単純に面白そうだったし、何より伏見さんに声をかけて貰ったことが嬉しかったからです。

私は普段はものすごく優柔不断なのですが、こういうことではあまり悩まず直感的に行動してしまいます。無鉄砲です。ノンケで主婦で腐女子なのに二丁目のゲイバーでママをやれるのかどうかなんて、特に深く考えもせずに始めてしまいました。

おかげさまで私自身はオープンからこれまで、とても楽しくやらせて頂いております。全くの素人ママから始めて、今でも頼りなさは相変わらずですが、なんとかやってこられたのは寛容なお客様方のおかげです。ここではそんな私の覚束ない日々を書いていきます。よろしくお願いいたします。

撮影・中野泰輔