二丁目寺の坊主日記 その10

「輪廻はドリルで砕く!」

月曜7時の和尚担当、本多清寛です。

先日のカオソーイ、ご好評頂きまして、次もタイ料理シリーズで行きたいと思っております。パクチーや辛いものが苦手な方でも美味しく食べられるタイ風「焼き鳥と焼き豚(ジン・ピンとムー・ピン)」をお出しします。食べるとお酒が止まらない一品です。

さて、最近『Amazonプライム・ビデオ』にハマっております。いたるさんが面白いドラマや番組の紹介、真紀ママがBL漫画を紹介、伏見グランマが「本棚のセックス」を書いておられます。ならば「乗るしかない、このビッグウェーブに」。

ということで、僕が紹介するのは、史上最高温度の激熱アニメ

「天元突破

  グレンラガン」

です!! これ、2007年のアニメなので、もう9年ほど経つわけですが、全く色あせていません。パチンコにもなったので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、男の浪漫武器『ドリル』がメインのロボットアニメです。

「漢の合体、それは気合だ!そして、宙を舞う美しさだ!」  ーカミナー

「穴を掘るなら天をつく 墓穴掘っても掘り抜けて 突き抜けたなら、おれの勝ち!」  ーシモンー

とまぁ、男臭さが半端なく、ドリルと穴がたくさん出てくるので、意味深なアニメでもありますが、とにかく「熱い」物語なんです。

主人公のシモンはうだつの上がらない、地味目の少年です。そのシモンがど派手な兄ちゃんに巻き込まれて、村を出ていくところから物語が始まります。その兄ちゃんがカミナという青年です。カミナはシモンを連れ回し、クヨクヨするシモンを叱咤激励しながら旅を続けて行きます。

カミナとシモンの兄弟仁義も見物ですし、ダサカッコいいロボットが繰り広げる、ドリルアクションも最高です。その中でも特に最高なのは台詞回し。男はつらいよの寅さんに匹敵するくらいの口上なんですよ。これは見て頂いてからのお楽しみですね(本当にもったいないので声優さんの魂をお聴き下さい)。

僕はこのアニメを大学生の時に見たんですが、全27話×30分を一気に見ました。時間しかない大学生の特権ですが、その時はテンションの高さに任せて全部見終わった記憶があります。今考えると、このアニメには輪廻転生の思想が入っていたり、亡き人の思いをどう引き継ぐべきなのかといった仏教的な観点も入っています。そして、それがドリルで説明されます。

仏教では輪廻転生はこの世界の道理として捉えられます。当たり前に生き、当たり前に死ぬと、苦しみの連鎖が続いてしまう、だから輪廻を止めて解脱しようといいます。それを「成仏」というわけです。アニメの中では、ドリルはただ回っているのではなく、螺旋を描いて突破していくので、苦の連鎖を破壊するモチーフとして扱われています。

実は、そのドリルが表しているのは遺伝子です。螺旋を描く遺伝子は、苦しみの輪廻を突破するドリルであり、誰もが持っているもの。だからこそ、回転させて行けと主人公達は言います。亡き人の思いは、自分のドリルを回転させるエネルギーになるわけです。

熱いのが深いところに入って来る。そんなアニメが「天元突破グレンラガン」です。Amazonプライム会員の方ならば、今なら無料で視聴できるみたいなので、是非!

南無サンダァァァーーー!!

 

本多清寛(しょうかん)和尚。(月曜担当)

1985年生まれ。熊本出身。お寺に生まれお寺に育つ。22歳の時、福井県の永平寺という山奥の修行寺で3年過ごす。修行仲間には相当な迷惑をかけ続けて山を下りる。その後、曹洞宗の研究センターにて仏教を学ぶ。同性婚の問題から、仏教と「性」について気になり、セクシュアリティについて勉強し始めた。生活に役立つ仏さまを模索している。趣味は「こんな時、お釈迦様ならなんて言う?」という大喜利。

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