いたるの部屋 その10

「男女で違う”LA LA LAND”ラスト7分の解釈!?」

こんにちは。
A Day In The Life 火曜日担当の「いたる」です。

先週3月14日は”ホワイトデー”ということで「何か白いモノ作ります」とツイートしたところ、予想外にたくさんの皆様が「白いモノって何?」と訪ねてきてくださいました。まんまと(笑←失敬)。白くて濃い目なクラムチャウダーを作ったのですが、いらしてくださった皆様と、白にちなんだ大人のホワイト・トークで盛り上がって楽しい夜でした。ご来店いただきまして、ありがとうございました。

で、営業後は3月15日、そうです確定申告の最終日。夏休みの宿題以来、最終日にならないとジタバタしない悪い性格なもので、仮眠もとらずに武蔵野税務所に行ったところ、僕と同じような悪い性格の持ち主ばかりで長蛇の列! 昼過ぎまでかかってなんとか申告終了。来年はもっと早めに終わらせようと、固く心に誓ったのでした。

ちなみに夏休みの宿題も「来年こそはもっと早く終わらせよう」と”毎年”夏の終わりに誓っていたものでした。笑

「ゲイの人は男の気持ちも女の気持ちも分かるから」と、昔からよく言われます。

今回はそれは大嘘(少なくとも僕にとっては)なのではないか、というお話。

フェイスリフトのし過ぎで誰だが瞬時に判別し難い顔になった老人2人の引き起こした(←正確にはスタッフが引き起こした)トラブルによって、さらにその名を轟かせた話題の映画「LA LA LAND」はもうご覧になりましたよね?

もし、まだ見てないよ~、という方がいらっしゃいましたら、この先は結末に触れますので、ぜひ映画を見てから読んでください。

はい、ちゃんと注意しましたからね。

「ネタバレするな!」とか文句言われても、一切関知も反省もしませんので悪しからず。

僕は試写と、公開初日にTOHOシネマズ新宿で2回見たのですが、同じく初日に別の劇場でご覧になった方(現時点ではノンケ男性)が、昼酒スペシャルの日にご来店くださりLA LA LANDの話になりました。僕はエマ・ストーンが「オーディション」を歌う場面からボロボロ泣けて、ラストの7分間まで大泣きしていたのです。

そのお客さんも、同じくラストは涙が溢れてきてね、とおっしゃいます。

で、その方も僕も、ラスト7分間はライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの2人が、

「あの時違う道を選んでいたら、今頃2人の人生は・・・」

と夢想したものだと思っていたのです。

しかし、その方の言うには、感動の余韻に浸りながらエンドタイトルを見ていた彼の横を50代と思しき女性2人が

「本当に女って残酷よね~」

と語りながら出て行ったそうなのです。

「残酷?」

ということは、あのラスト7分間は男(ライアン・ゴズリング)が勝手に夢想した場面ってことなの?

そう思ってから振り返ってみると、あの地下の店に入り店のロゴを見た瞬間のエマ・ストーンの表情は決して嬉しそうではないような。

そして演奏が終わった時のエマの表情も、ライアン・ゴズリングの表情と比べるとなんとも複雑なそれで。

そんな話を、あるトランスセクシャル(MtF)の方にしたところ。

その方は「16歳までは男性ホルモンを浴びまくっていたのだけど、以降は女性ホルモンを投与するようになって、思考回路が完全に変わった」と言うのです。で、女子同士で話すと、元彼に対する想いが、男の元彼女に対する想いと全く違うことが分かったというのです。

「男性は元彼女のことをペットのように感じていますが、女性は元彼のことを携帯(スマホ)のように感じているんです」

つまり

「昔可愛がったペットのことは時々その思い出を抱きしめたりするじゃないですか、でも、昔の携帯の機種のことなんて思い出さないでしょ」

ということだそうなのです。

確かに、僕も昔の男のことは時々思い出したり、偶然に再会したりすると「やっぱり可愛いなあ」と愛でたくなるのです。

そういう意味では、ゲイの僕も思考回路は完全に男なのでしょう。

女子の視点でLA LA LANDのラスト7分間を見るならば、

「偶然入った店が昔の男が夢を実現した空間(JAZZクラブ)で、ステージに立った男が自分に気づいて思い入れたっぷりにピアノのソロ演奏されて心底うんざり、かつ居心地悪くてたまらない」

みたいなことなのかもしれません・・・。

これは、もう一回映画館に行って、エマの表情に注目しながらラストを見直してみなければなりません。

すでにご覧になった皆さんは、あのラスト7分間、どのように感じられたでしょうか?