あっきー★らっきー水曜日

その1「はじめまして、あっきーです!」

【プロフィール】 1975年埼玉生れ。出版社に16年間勤務し漫画や小説などの編集に携わったのち、なし崩し的にフリーに。NPO法人「企画のたまご屋さん」では、出版プロデューサーを務める。https://twitter.com/shiruga_man

はじめまして、アデイ水曜に新参の「あっきー」です!

ひょんな経緯で、高かったあのカウンターを横断し、みなさまをお迎えする立場になりました。

さらに、伏見グランマから、「曜日担当として、あなたも日記でも書いてみたら?」といいつかり、このような駄文を綴ることになりました。

よろしくお願いいたします。

タイトルの「あっきー★らっきー」は、自分の名前を雑に韻を踏んだだけという短絡さですが、「恋はメキメキ」(トム・ジョーンズ)的に、カジュアルに浸透してもらえらば、と狙っているところです。

「あっきらっきっ!」とかって、無邪気に口ずさんでいただければ、いずれ「あっきー★らっきーBAR」などという、キラキラした水曜の看板を扉の外に作るかもしれないです。(まだ特に店名を決めてないんです)

それで私、この5月から店に立たせてもらってまして、まだ右も左も分からぬ存在です。

いわば、「店子処女!」

そんな膜があったとしたら、破らないほうが「ゲイの清廉性」が保たれるのかもしれませんが、まあ、これから女子アナを目指したりは決してしませし、いわゆるアプリ内での「レベル上げ」にも無縁ですので、一気に「姦通」してみました!

下品なたとえで、ごめんなさい……。

すると、中から見えたのは、不思議な景色。

なにより驚愕するのが、お客様との近さです。

明るい配色の店内には、ぐるりと囲むように配置された席がある空間。そこに並んでいるのは、一瞬前は知らなかった方々の笑顔。

中に立っていると、なんだか身も心も素っ裸にされたようで、こちらも(脳内でね)素っ裸にしちゃいますが、各々の属性やらしがらみやらから解放されていく瞬間が見える。ビーンと、頭蓋で響く周波数が合ったような。そんな「裸の関係」は、高揚感に奮えてしまいますね。

そこで、よく聞かれるのがこの質問です。

「伏見さんとは、どういった関係なんですか?」

おそらく、伏見さんのリクルート・アイに、みなさん興味津々のよう。

私、出版社に勤務していたことがあり、文芸編集者だったんです。つまり、作家・伏見憲明氏の担当編集者をさせていただいてました。

さきほど、伏見グランマなどと言ってしまいましたが、実は、「伏見先生に小説原稿の執筆をお願いする」ために、コンタクトをとったのが、最初の出会いでした。

『魔女の息子』が文藝賞を受賞した後のことですから、14〜5年前になります。

それから、私が携わり、活字になった原稿も、ならなかった原稿も(すみませんっ!)あるのですが、伏見先生については、「小説でしか可能にならない表現に、必ずまた囚われるはず」と偉そうに思ってる、元担当です。

それから、今は水曜担当となり、お店では、リラックスしてもらえるよう、さらには「裸の関係」が築けるよう、がんばりたいと思います。

料理の腕も、話芸もありません。でも、「一杯飲みながら、相談や愚痴を聞いてくれる隣町の叔父」のような、「フワフワしてるけど、いるとありがたい」そんな接客ができればと思ってます!