二丁目寺の坊主日記 21

「おっぱいの話」

アデイの月曜担当、本多清寛です。

さて、今日はおっぱいの話。みなさんおっぱいは好きですか? 先日「雄っぱい」なる用語があると伺いました。アデイでの日々は、僕に色んなことを教えてくれます。特に頼んではおりません。

さて、男は皆おっぱいが好きだということは飲み屋でよく聞くフレーズです。僕としては、おっぱいよりも身体のフォルムが好きなので、おっぱい単品でコメントを求められても困るという感じです。そもそも、「男」っていう分け方ってなんだよという意見もあるので、このフレーズには色んな問題が含まれております。

しかしながら、男おっぱい好き説は世間の常識となっているので、いつ頃からおっぱいが好きなのかを調べてみようということで、『性のタブーのない日本』(橋本治著、集英社文庫、2015年)という本を読んでみました。

橋本氏いわく「大人の男は吸わないし、揉まない」(62頁7行目)ということらしいです。その理由として、日本は着物文化だったため、裾をめくればすぐ優勝(←暇な女子大生的表現)できてしまいます。ですので、基本的には口吸いと交合のみだったようです。つまり、おっぱいを吸ったり揉んだりするのは主に「赤ん坊」だけだったようなのです。

その裏付けとして、春画乳首問題があります。実は、ほとんどの春画では乳首に色がついていません。唇や女性器には朱色が差してあるのに、乳首は墨色のままなのです。ようするに、おっぱいよりも唇の方に性的興味があるということになります。本当に墨色の春画が多いのかを調べるため「春画 乳首」でGoogle画像検索したのですが、知らない世界が画面いっぱいに広がってしまい、思わずセーフサーチ機能をオンにしてしまいました。興味ある方はセーフサーチ機能をオフにしてご覧下さい。

とかく、日本男児おっぱい好き説が台頭してきた理由としては、やはり欧米の影響による近代化がキーポイントになりそうです。僕の友人にはおっぱい星人が多くおりますが、おっぱい星に住みたい理由を本能のせいにしています。でも、その「好き」という感情が後天的に作られた欲望だと考えると、人の性欲そのものが、どこまで本能で、どこからがその人の趣味なのかはわからなくなります。

やっぱり、お釈迦様が仰るように「本能なのか趣味なのかは分からないけど、今の貴方の感覚がどういったものなのかに気付いたらどうかね?」という問いかけにした方が良いのかも知れません。

(補足 日本人はおっぱいが好きということを通史的に考察したブログもありました。興味あればこちらもどうぞ→http://trushnote.exblog.jp/11377301/

 

本多清寛(しょうかん)和尚。(月曜担当)

1985年生まれ。熊本出身。お寺に生まれお寺に育つ。22歳の時、福井県の永平寺という山奥の修行寺で3年過ごす。修行仲間には相当な迷惑をかけ続けて山を下りる。その後、曹洞宗の研究センターにて仏教を学ぶ。同性婚の問題から、仏教と「性」について気になり、セクシュアリティについて勉強し始めた。生活に役立つ仏さまを模索している。趣味は「こんな時、お釈迦様ならなんて言う?」という大喜利。

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