木曜の腐女子 30

さて、JKの真紀ママはどこにいるでしょう?

私の出身は高知です。夫も同じ高知で、お互いの家は5分も離れていないくらい近い、子供の頃からの友達なので、ふたりで話す時はまるっきりの高知弁です。私は東京に出て来てからは夫や高知の友達と話す時以外は高知弁は話さず、なんとなく東京のイントネーションに合わせて話していますが、それはその方が楽だからです。夫の方が学生時代から東京にいるので東京生活は長いのに、彼は殆ど高知弁で通していて、そのせいで仕事先などで付き合いが浅い人にはよく東京に来て間もないと思われるそうです。既に高知で暮らした18年より長い30年以上東京にいるというのに、よく周囲に引っ張られないものだと感心します。べつに高知弁が好きでたまらぬとかポリシーがあるとかではなく、単に高知弁で喋っている方が楽だということらしいのですが……。私とは反対です。

最近お店に東京の人ですがしばらく高知に赴任していたというお客様がいらっしゃいました。滞在中に高知が大好きになった彼は、二丁目で高知出身のオバサンがママをやっていると聞きつけて来てくださったのです。そんなことがあるなんて、思いがけずとても嬉しかったので、ここは是非高知弁でおもてなしを……と思ったのですが、これが1人で方言を喋るというのはなんとも喋りにくいものなのです。それにいつもは東京弁っぽく喋っているのに、それを知っているお客様の前でいきなり高知弁を話すのはなんとも気恥ずかしく、意気込みはあったものの、なんだか中途半端な対応になってしまったのが悔やまれます。

少し前に高知の友達が東京に出張で来ていて久しぶりに会った時には、高知の友達がたじろぐぐらい大声で高知弁で喋っていたので、やっぱり同じ言葉で話す相手がいるといないでだいぶ変わってくるようです。

近頃高知の高校時代の友達とライングループで連絡を取り合っているのですが、地元を出ている人も、書き言葉でも皆高知弁で話すので、なんとも面白く懐かしい気持ちになります。みんなもういいオバサンなのに、まるで女子高生の頃と同じようにやりとりをしています。皆敢えてそうしているような気もします。今度高知好きのお客様が来てくださったら、思いきってバリバリの高知弁で接客してみようかな。

真紀ママ(A Day In The Life 木曜担当) 

twitter/@mm_elaine

一男一女を持つノンケの主婦。にして重度の腐女子で、こよなくボーイズラブ作品を愛好している。性格はおおらかで、ドジっ子なキャラが、ゲイのお客様にも、ノンケのお客様にも大いに愛されている。声優の緑川光の大ファン。彼の追っかけで、週末は神出鬼没! 

高知出身。真紀ママの営業は、築地で働く旦那が仕入れて来る海鮮丼が名物!