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●気になる大賞は…?!

これにて、ご紹介はすべて終了となります。ほんと、いろいろな出来事がありましたね。さて、気になる大賞ですが……主宰のちあきホイみさんから元旦の朝にLINEで連絡がありまして、「年が明けてしまったわwww今更4択はないわwww今年は特に1番を決めなくてもいいんじゃない??」(原文ママ)とのこと。……ほう、そう来ましたか(こっちの事情も考えてよw)。ならば仕方がありません。この記事の締めくくりとして、年末に開催したイベントをご紹介してお茶を濁したいと思います。

 

・年の瀬座談会「2017年のLGBT業界を勝手に振り返る」

年も押し迫った2017年12月30日の深夜25時(31日1時)より、新宿二丁目「A Day In The Life」にて、2017年のLGBTにまつわる出来事をマッタリ振り返りつつ、忖度したり傷に塩を塗ったりする悪趣味なイベントを開催しました。「橋桁女装」のちあきホイみさん、「野良無職」のサムソン高橋さんをお迎えして、毒と薬の区別がつかない参加者の面々と1年を振り返りました。また途中より、ドラァグクイーンとして大活躍のドリアン・ロロブリジーダさんも乱入してトークも危険な領域に突入(本当にありがとうございました)。ちあきホイみさんも1年3か月振りに二丁目で熱唱し、イベントに華を添えたのでした。当初は、「お客様が3人くらいだったらどうしよう…」と心配していたのですが、蓋を開けてみましたら満席になるほどの盛況となりました。ご好評の声がありましたら、また今年の年末も開催いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

サムソン高橋さん

このイベントではトークの軸として、ちあきホイみさんと筆者が選んだ「2017年LGBT10大ニュース」を披露し、それらを振り返る形で進めました。以下で、それぞれが選出した10大ニュースをご紹介します。

 

◎ちあきホイみの独断と偏見で選ぶ2017年LGBT10大ニュース
(1) 台湾同成婚、大阪同性里親認定 (2) LGBTトイレ50億騒動 (3) 野良女装・女装バトル漫画、人生 (4) 地方議員カムア続く (5) マライア激太り (6) LGBT検定、高額セミナー問題 (7) 安室奈美恵引退 (8) 保毛尾田保毛男問題 (9) Shangri-La終了 (10)こゆひろカップル離婚 次点:ハッテン銭湯問題、やる気あり美の「ピー・エス・エス」、クソリアルアブザイヤー

ちあきホイみさん

 

◎太陽の独断と偏見で選ぶ2017年LGBT10大ニュース
(1) 三ツ矢雄二さんカミングアウト (2) ポジポジ動画・フェラカラオケ・チンコ炭酸水チャレンジ (3) ホモのTinderブーム (4) 野良女装・女装バトル漫画 (5) hacoSHA! (6) おふろの王様迷惑行為撲滅キャンペーン (7) 安室奈美恵引退 (8) 保毛尾田保毛男問題 (9) Shangri-La終了 (10)Catch!閉店 次点:おか米、ニベロ名称変更、性の悦びおじさん死去、早慶レガッタ、ミスター東大2017、「LGBTのモデルのちあきホイみさん」と地方紙が報じる

 

 

●ノミネート篇などで挙がっていない事象の解説

・フェラカラオケ BSスカパーで放送されている『徳井義実のチャックおろさせて~や』という番組で、痴女風俗嬢に手コキされながらカラオケを歌い、90点以上を取ったら100万円という企画が行われていたが、これをゲイが真似て、2017年2月頃にTwitterの裏アカウントでフェラチオをされながらポルノグラフィティの『アゲハ蝶』を歌う動画が上げられて炎上した事案。手コキとフェラチオは違うだろという突っ込みもありそうだがご愛嬌。
・チンコ炭酸水チャレンジ 特にノンケのYouTuberまがいの人たちから流行に火が着いたのだと思うが、スーパー等で売られている炭酸水に陰茎を浸けて我慢する「炭酸水チャレンジ」なる動画が2017年1月末頃から上げられはじめる。中にはイケメンがチャレンジする動画もあることから、程なくゲイのオナニーのネタにされた事案。

ドリアン・ロロブリジーダさん

・Catch!閉店  2017年11月6日、10代20代の前髪系ハッテン場として知られていた西新宿の「Catch!」が閉店。若いゲイとゲイバーの前髪系の店子を中心に衝撃を与えた。
・ニベロ名称変更 2017年3月、カフェベローチェ新宿二丁目店(通称:ニベロ、ニチョベロ)の店名が「一丁目北店」に変更。同時にリニューアル工事も行われ7、ベローチェ内の席順ヒエラルキーが崩壊する。

・性の悦びおじさん死去 2016年度の流行語大賞で紹介した「性の悦びおじさん」、2017年3月に起きた田園都市線での乗客トラブルが原因で亡くなる。 ・ミスター東大2017 「ミスター東大2017」コンテストが開催され、春過ぎ頃から各候補者がTwitterを開設。イケメンであることはさることながら、候補者の多様な個性が他大学のコンテストと比べて抜きん出ていたため、ゲイから一定の注目がなされる。

 

詳細につきましてはイベントにいらっしゃった皆様のお楽しみ、ということにしたいと思いますが(書けないことだらけ!)、イベントでは年代や趣味嗜好によってこれほどまで関心事が違うのかと思うことの連続で、筆者とホイみさん2人ともが選出した「安室奈美恵引退報道」について関心のある参加者が誰1人として居なかった一幕は、ホモの多様性を実感した瞬間でもありました。イベント前日、「安室ちゃんのファイナルコンサートは全会場応募するの~。ダメだったら海外公演にも応募する~」というゲイの親友に会ったばかりだったのですよね…。(その後、海外公演へ行ったようです) 結局、2017年は「大賞を決めない」ということになりましたが、イベントのトークの盛り上がりからすれば、「ハッテン銭湯問題」もしくは「保毛尾田保毛男問題」あたりがイイ線をいっていたのでは、と個人的には思っています。  
余談ですが、2018年3月にこのようなイベントも開催されたこともご紹介しておきます。都合で参加できなかったのが非常に残念だったのですが、参加された皆さんからぜひ感想等を伺いたいところです。

◎irodoriクロージング特別企画 カラフルトーク6連発 【第5回】2018年3月17日(土)17:00~19:00 「LGBT炎上問題トップ10!――話題の炎上問題をマーガレットが再検証!」 出演:マーガレット(ドラァグクイーン)、井上健斗(株式会社G-pit net works代表取締役)、杉山文野(irodoriオーナー)

●LGBT炎上問題から考える「炎上の中からこそ、世の中のためになることを見つける」とは (松岡宗嗣、『SOSHI BLOG』2018年3月25日) http://soshi-matsuoka.hatenablog.com/entry/lgbt_flaming 【第6回】2018年3月24日(土)17:00~19:00 「オネエとホモとLGBTとあなた――業界裏話からセックスや老後まで」 出演:ブルボンヌ(女装パフォーマー)、サムソン高橋(紀行ライター)、松中権(認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表)
●「オネエは裾野が広がりすぎてしまった」ブルボンヌとサムソン高橋が昨今のLGBT・ゲイシーンを語る (松岡宗嗣、『SOSHI BLOG』2018年3月25日) http://soshi-matsuoka.hatenablog.com/entry/irodori_bourbonne_samsontakahashi

 

2018年度の選考はもう始まっています  長くなりましたが、前篇・後篇と2回に分けて流行語大賞をお届けしました。皆さんの2017年はいかがでしたでしょうか(2018年も、第一四半期を終えますがw)。

筆者の2017年は、さまざまな人との新たな出会いがあって、コミュニティが拡がった1年でした。ゲイの友達と何度か旅行へ行き、とある地域へ足繁く通うようになるなど、多忙な中でもアクティブに活動できたような気がします。35歳にもなってゲイバーでパンツ(使用済み)の盗難に遭ったり(「GOGOの楽屋ではよくある事だよ!」と友達に謎の慰められ方をされました)、ある日の仲通りを「デパートメントH」に変えたりしたのも、今となっては良い思い出です。 さて、2018年度の流行語大賞ノミネート候補が現時点で(良くも悪くも)続々と届いています。いったい年末にはどうなってしまうのか、果たしてイベントに辿り着けるのか。温かく見守っていただければと思うのと同時に、筆者宛にさまざまな情報をお寄せいただければ大変助かります。それでは、またお目にかかりましょう。

 

◎プロフィール 太陽●たいよう
ツイッター:
@taiyo_vO
1982年、静岡県生まれ。もうアラサーを卒業してしまったバイセクシュアル。 ネットネイティブ第零世代で、ネットに入り浸って修行をした結果、 現在の仕事(本業)にありついたりしている。 ネットウォッチは趣味半分で行っている。